【30代必見】食事改善でハゲ・白髪は予防できる?2つの身体予防機能

ハゲ・白髪と「体内酵素」「腸内細菌」の関係性

「体内酵素」とは私たちの身体の中で作られるもので、食べたものを分解したり、栄養素を吸収しやすいように消化したり、吸収した栄養素を体内に取り組む役割を果たします。一方で、「腸内細菌」とは腸内に生息する様々な細菌のことをいい、細菌の種類によって様々な役割を果たします。また、細菌の種類の構成のことを腸内フローラと呼び、その腸内フローラが健康のバランスを整えています。腸内フローラについてはコチラ⇓

一見、ハゲや白髪と「体内酵素」や「腸内細菌」は全く関係が無さそうに思われる方も多いのではないでしょうか。しかし、私たちの身体は食べた物でできています。皮膚も頭皮も髪の毛も全て食べたものが分解・消化・吸収され、必要な栄養素や酵素が必要な場所に十分量送られることで健康な状態が保たれているのです。

つまり、この「体内酵素」や「腸内細菌」は私たちの外見的かつ内見的な身体要素に大きな影響を与えているのです。食べ物が分解・消化され栄養素がきちんと吸収されるためには、体内酵素のひとつである消化酵素と腸内細菌の密接な連携プレーが非常に重要です。この分解・消化・吸収の過程でどこかが狂うと栄養不足・酵素不足に陥ります。

私たちの体は生命を維持することを最優先に栄養素や酵素が消費されるので、栄養不足や酵素不足の際、生命の維持に直接関係のない髪の毛や頭皮に回る栄養素や酵素の量はカットされてしまうのです。これによって頭皮に栄養が回らなくなり、薄毛や抜け毛といった老化現象を引き起こします。

また、髪を黒く保つのは、「チロシナーゼ」という酵素の働きによるものです。チロシナーゼが髪を黒くする色素である「メラニン」をつくりだし、髪に黒い色素を与えます。つまり、チロシナーゼという酵素の不足が白髪を生み出す原因の1つなのです。

このように、薄毛や白髪の予防や対策のためには、「体内酵素」と「腸内細菌」の働きが欠かせません。今回は「体内酵素」と「腸内細菌」がきちんと機能できる環境づくりのコツについて説明していきます。

酵素とは一体何?

酵素といえば、消化酵素が最もよく知られていると思いますが、体内酵素は消化酵素だけではありません。そもそも酵素とは体の中の生体反応を進める触媒として働く物質のことです。筋肉を動かしたり、呼吸をしたりといった生命維持の基本となる生体反応には酵素が必要です。つまり、酵素がないと私たちは生きていけないのです。

体内の酵素不足はハゲ・白髪といった老化現象だけではなく、病気をもたらす原因にもつながります。例えば肥満。肥満は脂肪の代謝が追い付かない、あるいは上手く機能しないことで脂肪が蓄積される状態です。

脂肪の代謝を進めるのは酵素です。よって慢性的な酵素不足により、肥満を引き起こし、そこから高血圧・糖尿病・高脂血症・脳梗塞・心筋梗塞といった病気へと発展していく恐れがあります。このように酵素は体内で消化だけでなくさまざまな生体反応に使われる非常に重要な物質なのです。

酵素・腸内細菌がきちんと連携プレーするためにできること

酵素・腸内細菌が体に栄養を届ける、また重要な生体反応を進める上でいかに重要かお分かり頂けたと思います。続いて、体内の酵素・腸内細菌が最大限に機能できる環境づくりをするために日々の生活で気をつけるべきことについて説明していきます。

酵素を外から補充

酵素は体内でも生産されますが、一生のうちに生産できる量は決まっています。また、加齢によってその生産量は低下していきます。そこで食べ物から酵素を補うことが大切です。動物、魚、植物など命あるものには酵素が存在します。

ただし、摂取方法に気をつけなければなりません。酵素は熱に弱く、調理などで加熱するとその活性が失われます。よってなるべく生あるいは生に近い状態で摂取する必要があります。お刺身やお肉のたたき、生野菜のサラダ、フルーツを食べるようにしましょう。特にフルーツは酵素が豊富に含まれています。

酵素のムダ遣いをなくす

私たちは知らず知らずのうちに酵素のムダ遣いをしています。少しでもムダをなくし効率よく酵素を消費することで、髪や頭皮に送られる酵素の量が増えます。

例えば、早食いや大食いは消化酵素を大量に消費します。よく噛むことで消化の負担を下げることができます。食べ過ぎは消化酵素のムダ遣いです。満腹になるまで食べるのではなく、腹八分目で抑えましょう。

また、アルコールの飲み過ぎも要注意です。アルコールの分解には大量の酵素が必要になります。また、二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドは体に負担をかけ、蓄積すると細胞を傷つけてしまいます。この細胞の修復にまた大量の酵素が消費されるので、お酒とは上手く付き合いましょう。

さらに、化学調味料や食品添加物、農薬といった毒物の摂取も避けなければなりません。これらの毒物は肝臓で解毒処理されますが、この時にも大量の酵素が使われます。外食、ファーストフード、コンビニ弁当、スナック菓子などには添加物や農薬などの毒物が含まれています。これらの食品を避けるだけで酵素を他の必要なところに使えます。

腸内フローラのために消化不良を起こさない

消化不良は腸内環境を悪化させます。例えばお肉など動物性タンパクの過剰摂取では消化酵素が足りず、消化不良の状態で腸に送られます。消化不良の摂取物が腸内に蓄積すると腐敗が進み、それが腸内細菌の悪玉菌のエサとなって活発に活動するようになります。

すると善玉菌の働きが弱まり、腸の機能自体が低下してしまいます。栄養素がきちんと吸収できなくなり、肌荒れや疲労感といった体調不良から免疫機能の低下に至るまでさまざまな影響をもたらします。もちろん頭皮・髪の毛にも栄養が行き渡らなくなってしまいます。

おわりに

「さまざまな育毛剤を試したが効果がない……」「抜け毛が増えた」「白髪が目立ってきた」などという方は、育毛剤やヘアケア商品に手を出す前に、まずは「体内酵素が十分足りているか」「腸内環境がよいか」を考えてみましょう。

酵素を外から補充すること、酵素のムダ遣いをなくすこと、そして腸内フローラを意識した「腸活」を行うことでそれらの悩みは解決するかもしれません。さらに、体内酵素の持続的な不足は老化を進めるだけではなく、病気の原因にもつながります。

いつまでも健康な髪を保ち、若さ・健康の維持のためにもぜひ、体内酵素と腸活を意識した生活をおくるようにしましょう。

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